「職種限定」なのに配転 違法

事業者との間で、特定の職種に限って働く合意がある労働者を、合意に反して配置転換できるかが争われた訴訟の上告審判決で、
「合意に反した配転は本人の同意がない限り違法」との初めての判断を示しました。

会社の配転命令権はどの程度まで認められるのか。
1986年の最高裁判決は、会社が必要性に応じて労働者の勤務場所を変更できるとしたうえで、
それが濫用だを判断されるのは、「不当な動機・目的によるとき」
「労働者に甘受すべき程度を超える不利益があるとき」に限るとしていました。
会社の人事権を広く認めたこの判決は、長く裁判や人事慣行に大きく影響をしていました。

この度の判断では、職種を限定した合意があれば、同意なく配転命令は出せないという考え方を示しました。

ニュース元:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/DA3S15921945.html?iref=pc_ss_date_article

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